貴金属買取のトラブル回避のポイント

貴金属買取ではトラブルに注意

持っている中古アイテムの中でも、一番買取に出しやすいのが貴金属のジュエリーではないかと思います。
貴金属でできたジュエリーは劣化が少なく、何年か使用した後でも高値で売れる可能性があります。
ただし貴金属の買取取引ではトラブルも起こり得ますので、十分に注意するようにしたいものです。

貴金属買取のトラブルの中で最も多いのは、「相場よりもかなり安い値段で買い取られてしまう」ということです。
貴金属というのは中古であっても、買取相場というのがだいたい決まっています。
ところが、業者の中には買取相場の半額程度しか払ってくれないところもあります。
買取相場では8万円の価格がついているのに、4万円で売ってしまって損をしたというようなことにならないためには、一箇所の買い取り業者だけではなく何箇所かに査定額を出してもらうことが重要です。

訪問買取にも注意

買取業者に貴金属を売る場合、店頭に持ち込む店頭買取の他に宅配で査定して欲しい品物を送る宅配買取、買取業者に家まで直接来てもらう訪問買取などの種類があります。
この中で注意したいのが訪問買取で、家に来てもらい査定額を出してもらったのはいいけれど、値段に納得がいかないから帰ってもらおうとしてもなかなか帰ってくれない業者も中にはいます。
買取取引が成立するまではその場を動かない、といった悪質な業者も存在します。

悪質業者の中には、プラチナのネックレスだけを売りたかったのに「他にお売りになりたいものはございませんか」としつこく居座るタイプもいます。
ガンとして家から動かないため、売るつもりのなかったダイヤの指輪まで売るハメになってしまったといった事例も聞かれますので、よほど評判のいい業者でない限り訪問買取はやめておいた方がいいかもしれません。

特に、高齢の女性の一人暮らしの場合は要注意です。
名刺をもらった場合でも、その場で会社名が実名かどうかスマホなどでチェックすることが大切です。

その場で即決するのは避けるのがポイント

貴金属買取でトラブルを避けるためには、査定額を受けた時点でその場で即決しないことが一番です。
他の業者であればもっと高く買ってもらえる可能性もありますので、まずは時間的な余裕をとって友人や家族などによく相談してから決めるようにしましょう。
見積書を書面で提出してくれるように要求するのも、トラブルを避けるためにはおすすめの方法です。

口約束だけでは証拠が残りませんし、後からクレームをつけることができません。
見積書に会社名などが明記されているかどうかも、必ず確認しなければなりません。
担当者と話をしていて怪しい、あるいは悪質だと感じたらしっかりと断るようにするのも大切でしょう。