壊れていても売れる?

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壊れた貴金属の買取について

気に入っていた18金のネックレスがあるけれど、留め具の部分が壊れてしまって使えないというような場合、業者によっては買取をしてくれることがあります。
道で落として片方だけになってしまったイヤリング、変形してしまった指輪なども、貴金属製品であれば売ることが可能です。

簡単な修理をするだけで元通りになるアクセサリーであればそのまま売ることができますし、修理ができないようなアイテムも貴重な素材としてリサイクルに回すことができます。
金やプラチナなどの貴金属は非常に生産量が少なく、特にプラチナは採掘される地域も限られており、これまでに採掘された量はすべて合わせても約5000トン程度です。
採掘自体に手間がかかりコストも膨大なため、金やプラチナに関しては近年リサイクルが盛んになってきています。

買い取られた金やプラチナは熱を加えて溶かし、新しい製品にと生まれ変わります。
生まれ変わった貴金属はジュエリーメーカーで新しいジュエリーとして加工される以外に、電子機器メーカーなどでも採用されます。
ですから、留め具を落としてしまったピアスや壊れたネックレスなども、あきらめずに買取業者に査定を依頼してみることをおすすめします。

貴金属の買取相場

金やプラチナ、シルバーなどは毎日価格が変動しており、値段の変動を上手く利用してお金を儲ける投資家もいます。
中古貴金属に関しても、毎日の価格の変動と平行して買取価格相場が変動しています。
大体の目安としては、金のインゴット(24金)が7,300円前後であるのに対し、ピアスやネックレスなどといった製品の状態(スクラップ)では1gが7,140円とやや安くなります。
一方、プラチナ(Pt1000)はインゴットの状態で3,900円前後、スクラップで3,850円程度です。

金の指輪は細い物で3g、ゴージャスなものになると10gぐらいの重さがあります。
ですから、24kの細い指輪を売ると、7,140円×3g=21,420円が買い取り相場になるということです。
ただしほとんどの指輪は24kではなくて他の金属が混じった18kですので、実際には査定額はもっと低くなります。
買取業者によっても査定額はかなり違ってきますので、一つの業者だけに任せずに、いくつかの業者に査定をしてもらうと良いでしょう。

貴金属を買取査定してもらう前に、金なら24kや18k、プラチナの場合にはPt1000あるいはPt950などといった刻印があるかどうかを確認してみることも大切です。
刻印が消えかかっていて純度が不明なジュエリーに関しては、貴金属査定のプロが時間をかけて鑑定をする必要も出てきますので当日の買取は期待できません。