自動車は共有する時代?賢く手放そう
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自家用車を下取りで売却し新しい車を検討している方、ちょっとまってください!新車購入以外にも、車の乗り方はあります。今後の維持費やシェアリングサービスを知り、新しい車生活を考えてみましょう。
日常的に車を使っている人にとって、車がある生活はあたりまえです。年間で車の維持費を改めて考えてみると以外に費用がかかっています。
自動車の燃費は良くなっています。しかし1年間、5000㎞走行する計算だと、1L150円の計算で普通自動車の場合、75,000円。軽自動車の場合、50,000円になります。通勤用やプライベート用、個人差はありますが年間でかかると大きな出費になりますね。
住んでいる地域の月極駐車場の値段や住宅事情など、駐車場代は大きな差があります。都市部の月極駐車場を月1万~2万円だと仮定すると、年間で12万~24万円の駐車場代がかかります。
車走行の安全性を維持するための検査である、車検制度。車検料は法定費用や車検基本料、整備費用など3つの費用がかかります。法定費用は車のクラスによって価格が違い、整備費は車の状態でさらに費用が重なるでしょう。車検を安くおさえたい人は、リーズナブルな車販売店を探したり、手間はかかりますが自身で行う、ユーザー車検にしたりして節約をしている人は多くいます。
毎年1度納付の義務がある、自動車税。自動車を所有している所有者に納付義務があります。自動車税の内訳は自動車所得税や自動車税、自動車重量税です。軽自動車には自動車税と別に、軽自動車税がかかります。燃料電池車や電気自動車などのエコカーには、エコカー減税として20%~70%の減税処置を受けられます。エコカー減税を受けられる軽自動車でも、新規検査から13年経つと、12,900円の増税の対象です。そのため13年目までに車を買い替える人は、多くいるでしょう。
車をローンで購入している人は、ローンの支払いも車を所有するための維持費です。月々の自動車ローンの返済費用が、3万円と仮定すると年間で30万円になります。新車で120万円の車であれば4年で完済です。4年経ったころには、メーカー保証が切れるまで、残り1年なのでタイミング的に買い替えを考える人も多いでしょう。
このように車を所有するために、たくさんの維持費を支払っています。
スマホが普及しネットで簡単に情報をやりとりできるようになり、モノを貸し借りして共有する、シェアリングに注目があつまっています。
個人が使っていない資産をネット上で、貸出す仕組みです。借りる側は所有することなく、対象のモノを利用できます。使われていない資産を活用することで、新しい価値を生みだす考え方ですね。
最近人気を集めているシェアリングエコノミーサービスは、洋服をレンタルできる「ファッションレンタルサービス」や会議の時だけ部屋を借りられる「貸会議室サービス」などです。
シェアリングエコノミー市場は今後さらに拡大し、2025年には市場規模、約3,500億ドルまで成長すると言われています。
自動車のカーシェアリング市場も拡大を続けています。若者は自家用車を持つ人が少なくなり、カーシェアリングサービスを活用する傾向にあるようです。
カーシェアリングはレンタルカーと違い、会員の複数人で車を共有します。自家用車を持たない人々同士で利用して貸し借りをし、いつでも気軽に車を利用できるようになりました。
借りる手時には書類の手続きは必要なく、会員を済ませて予約時にスマホやICカードで車の開錠が可能です。使い終わったら元のカーステーションまたは、最寄りのカーステーションに返却できます。
自動車の維持費で紹介した、ガソリン代や保険料、車検代の費用が一切かからず車を利用できます。平日の移動手段がバスや電車の方は、休日の買い物に車を少し使うぐらいでしょう。自家用車をあまり使わない人にとってはおススメのサービスです。
カーシェアリングサービスは多くの会社が提供しており、おすすめのカーシェアリングを紹介します
レンタカーサービスを提供している、タイムズが提供するカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」。日本全国のステーションに用意されている車を、必要な時に自由に使えます。予約した3分後に利用可能です。料金も15分単位で計算されるので、無駄がありません。24時間いつでも利用でき、利用後は出発したステーションに返却をして完了です。
一般の個人同士で車を共同使用するカーシェアリングサービス、Anyca。車を検索しているドライバーが予約リクエストをして車を登録しているオーナーが承認をすると、予約確定が成立します。車は待ち合わせ場所で受け渡し、返却をオーナーと決めた所定の場所で返却完了です。車の利用時は、エニカ保険が適用されているので安心してドライブできます。完了したら料金は事前に登録しているクレジットカードで決済完了です。
SuicaやPASMO、おサイフケータイなど、お手持ちのFelica対応ICカードを登録できる「Careco」。Carecoの車両にはICカードリーダーが備え付けられており、車の外からカードをかざすとロックが解除され、利用可能になります。同じく返却時もICカード1つで返却完了です。ICカードの登録・予約は、利用10分前からできます。
企業が展開する自動車を共有するカーシェアリングサービスや企業が個人間の自動車の共有を仲介するカーシェアリングサービスなど、特徴はさまざまです。便利なカーシェアリングサービスがこんなにあると、自家用車を持っていなくても困らないかもしれません。自動車の維持費や新車購入の費用を考えなくて済むため、今一度自家用車を所有するか考えてみはいかがでしょうか。
カーシェアリングサービスの普及に伴い、自家用車を所有する必要性がないと感じた人は多いでしょう。車を売る時のコツについて紹介します。
車の売却には、高く売れる時期があります。それは、1~3月や9~10月です。会社のボーナスの時期や決算に合わせて、自動車のニーズが高まる時期です。その時期は中古市場も在庫を確保したいので、中古車者販売店の買取額がやや強化され高値がつく傾向にあります。
車は走行距離が短いほど、高く値がつきます。一般的に10万kmを上回ると、買取価格が下がると言われています。走行距離が2万9,000kmか3万1,000kmのわずかの差でも、数字の印象は変わりますよね。3万kmや5万kmなど、キリの良い数字になる前が高額査定を期待でます。
車の買い取り金額にプラス査定になる、純製オプションや装備は積極的にアピールしましょう。ブラインドモニターや衝突回避ブレーキ、自動スライドドアなどの装備です。サンルーフや本革シートなどのラグジュアリーオプションであるグレードも大きく査定額に影響します。保証書やスペアキー、付属品も買取額アップに繋がりますよ。
キズや凹みを修理した方が高く売れると思いがちですが、買取額と修理費のバランスを考えましょう。買金額にあまり影響しない箇所の修理をしても、無駄な出費になってしまいます。小さな傷や汚れなど、自分でできる範囲の修繕で十分でしょう。擦り傷やステッカーの跡を、研磨剤でキレイにします。大きな傷や凹みの板金修理が必要であれば、修理代が高くつくのでそのまま売却しましょう。バッテリー切れやエンジンオイル切れも同様、売却した後に交換してもらえばOKです。
新車を購入すると今後の維持費に頭を悩ませます。賢く車を売ったなら、今後はカーシェアリングサービスを活用したカーライフにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。