大量の本の処分は?

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遺品整理で本がたくさん出てきた時はどうする?

遺品整理というのは、精神的に辛いだけではなくて、物理的にも大変な作業になることがあります。
本というのはどこの家庭でも、知らず知らずのうちに増えているものです。
数十冊であれば処分にもそれほど困ることはないかもしれませんが、数百冊もの蔵書を持っていた故人の場合には途方に暮れてしまうことも多いでしょう。

本を処分する方法はいくつかありますが、冊数がそれほど多くなく、古書などとしての価値のない場合には一般ごみとして出すことができます。
本を何冊か重ねて麻ひもなどで縛り、いつも家庭ゴミを出しているゴミ収集所に持って行きます。
本などの紙類を捨てられる日は決まっていますので、あらかじめその地域の日にちを調べた上で遺品整理に行くのも一案です。

故人が書斎を持っていて、自慢できるような蔵書を所持していたのであれば、どこかに寄贈または寄付するという方法もあります。
NPO法人などの中には寄付したい本を集荷に来てくれるところもありますので、早めに問い合わせしておくことをおすすめします。

本だけではなくて、遺品全体が非常に多く家庭ゴミとして出したりしても到底追いつかないようであれば、遺品整理業者にまとめて回収してもらう方法もあります。
回収料金はもちろん有料ですが、遠方に住んでいて遺品整理にあまり時間がかけられない、仕事が忙しくて自分で片付けをしている時間がないという場合にはこの方法がおすすめです。
業者によっては片付けや掃除まで担当してくれるところもありますので、まずは相談してみるといいでしょう。

故人が蔵書を大切にしていた人であれば、遺品整理業者に頼んで「お炊き上げ」の扶養をしてもらうこともできます。
遺品を浄火で燃やしてもらえば、故人への供養にもなります。
お焚き上げをお願いする際には、業者に払うお金とは別にお布施などを納めなければなりません。

本の買い取りについて

本を売却したいというのでしたら、古書店や買取専門業者に買取を依頼することもできます。
本の保存状態が良く、文学全集などが揃っている場合には捨ててしまわずに買取をしてもらうのが得策でしょう。
美術書などが多いのであれば、古書店で鑑定してもらえば思わぬ値打ちものがあるかもしれません。
古書店の中には、店頭買取だけではなくて宅配買取にも対応しているところもたくさんありますので、わざわざ重い書籍を運ぶ必要もありません。

古書店で売るほどの価値はないけれど、できれば売却したいと考えている人は本の買取専門業者に一度相談してみましょう。
本を段ボール箱に詰めて、買取店に持ち込めばその場で買取をしてもらえます。
本はまとまるとかなり重いので、ダンボール箱は小さめのものを選ぶのがポイントです。